病院

「問題児1号」のときは、金銭的に余裕があったので「日本人が行く病院の中では小児科が有名なところ」*1でした。
そのときは自然分娩を希望していましたが、育ちすぎていた上に逆子になっていたので破水後に緊急で帝王切開を行いました。そのためかどうかはわかりませんが、切開手術やその後の扱い等でカミさんが気に入らない点が結構あったみたいです。また「有名大病院」ということで「結構なお値段」がしました。


今回は経済的にまったく余裕がなく、時間的には余裕ができてしまった*2ので、じっくりと病院探しをすることができました。
バンコク市内の各病院を歩いてみましたが、「日本人がよく行く病院」でも「その他の大き目の病院」でもそれほど価格に大きな差がありませんでした。またいくつかの病院では具体的な価格を提示せずに「後で精算します」という説明をするところもありました。
カミさんが4月にオートバイで転倒したときに某病院に「傷口を切開して膿を取る」という話で一泊して点滴を行いましたが、その後先生が「切開する必要はない」といって一泊分の費用だけを取られた件があり、カミさんが料金関係を先に説明することにこだわっていました。
そんな中で自宅の近くにあるクリニックで「ものすごく安価」で超音波検診をやってもらうことができ、そのときの先生の対応がカミさんの気に入りました。そこでその先生が働いているこの病院で出産することを決めました。*3
病院自体はバンコク市内から結構離れていますが、病院に行ったのは出産前にはたった1回。それ以外は自宅近くのクリニックで検診を続けていたので、距離に対しての負担はありませんでした。
また、出産のための入院時に先生と打ち合わせを行ったときに、事務方の担当者も一緒に立会い「どういう処置を行う」との先生の指示に対しての料金の確認を行っていました。そのときに先生曰く「午前5時から1時間ですべてやってしまいます」...私好みの「職人肌」です(笑)
費用は有名病院で帝王切開を行う場合の半分以下ですみそうです*4


出産後にカミさんが「前回は麻酔や酸素呼吸など結構大掛かりにやったけど、今回はほとんど使わずに帝王切開ができたので楽だった。よい先生にやってもらった」と話していました。


タイの場合、病院の名前にとらわれるよりも先生をじっくり選んだほうがよいのかもしれません。

*1:どうでもよい話ですが、「問題児1号」が生まれた同じ日に同じ病院でタイの有名女優が子供を生んだそうで関係者が部屋を間違えて入ってくるのが何度かあったそうでした

*2:「問題児1号」のときはカミさんも出産1ヶ月前まで普通に会社勤めをして、私は当時タイにいませんでした

*3:ちなみに、タイでは医師は大病院で働いているだけでなく、時間外に個人経営のクリニックなどで働いていたりします。この先生も何箇所か「掛け持ち」をしているようです

*4:「問題児1号」の帝王切開時の傷口がきれいになっていないのでそれの処理と4月の転倒時の傷口が盛り上がっているのの処理も含めて