ちょっと思ったのですが...

タイに来てしばらくしてから「王族のかたが乗っている船が沈んだが、『王族のかたに触れると死罪』という法律のために誰も助けられなかった」という話を聞きました。
最近二つの事件を目にして、この話を思い出してしまいました。一つは5月の赤服の件。もう一つは先月日本であったネグレクトの事件です。
赤服の件では、関係者*1が自分の立場だけを考えて発言・行動して、ただ単に「現在、ある程度反映しているタイの利益を自分のものにしたい」という思惑だけが見えてしまったようなところに、自分を押さえてでも全体最適を求めることができないのか...?と感じました。
先月のネグレクトによる二児死亡事件では、「役所は法律で明記されている『母親の権利』を優先したけど、それ以上に法律に現れていない『子供の人権』はどうするのか?」に対しての意識がないのかな...?と感じました。
ちょっと調べてみると、日本って「主君押込」という慣習があったみたいで、本来ならばアンタッチャブルな主君に対して矯正を行うことができたみたいです*2
今のアメリカ的な考え方をもう少し見直してみるのもよいのかも...でも、その前に日本人のレベルを上げないといけないのかもしれませんが(苦笑)

*1:赤服も軍部も政府もその他の勢力も

*2:逆に家臣側がこれでおかしなことをするケースもあったみたいですが